「気づくといつも肩に力が入っている」
「首こりや肩こりがなかなか抜けない」
「頑張って姿勢を良くしようとしても、逆に疲れる」
「仕事や家事のあと、首から肩にかけて重だるくなる」
このようなお悩みを感じている方は少なくありません。
首や肩に力が入りやすいと、
ただその部分がつらいだけではなく、
呼吸が浅くなったり、姿勢が崩れやすくなったり、疲れやすさにつながったりすることがあります。
そして実際には、
首や肩だけが悪いというよりも、
姿勢と呼吸のバランスが崩れていることが背景にある場合も少なくありません。
今回は、首や肩に力が入りやすい人ほど知っておきたい、姿勢と呼吸の関係についてわかりやすくお伝えします。
首や肩に力が入りやすいのは、頑張りすぎているサインかもしれません
首や肩に力が入りやすい方は、
無意識のうちに体の上の方ばかりで頑張っていることがあります。
本来、体は
背骨
肋骨
骨盤
股関節
お腹まわり
背中まわり
などがバランスよく働くことで、無理なく支えられるようにできています。
ですが、その連動がうまくいかなくなると、
足りない支えを首や肩が代わりに引き受けやすくなります。
その結果、
肩が上がりやすい
首が前に出やすい
あごに力が入りやすい
肩まわりがずっと緊張している
という状態になりやすくなります。
つまり首や肩の力みは、
その場所だけの問題ではなく、
体全体の支え方の偏りとして出ていることがあるのです。
呼吸が浅いと、首や肩に力が入りやすくなります
呼吸は、ただ空気を吸って吐く動きではありません。
本来は、
横隔膜が動き、
肋骨が広がり、
背中やお腹まわりも自然に働きながら、
全身で呼吸を支えています。
しかし、呼吸が浅くなると、
このバランスが崩れやすくなります。
特に多いのが、
胸の上の方や首まわりばかりで呼吸をしてしまうパターンです。
こうなると、
首の前側
肩の上
胸の上の方
が頑張りやすくなり、
呼吸をするたびに余計な力が入りやすくなります。
すると、呼吸はしているのに休まりにくく、
首や肩の緊張も抜けにくくなります。
忙しい方や緊張しやすい方、デスクワークが多い方ほど、
このような浅い呼吸になりやすい傾向があります。
姿勢が崩れると、呼吸もしにくくなります
姿勢と呼吸は別々のものではなく、深くつながっています。
たとえば猫背の姿勢になると、
胸まわりがつぶれやすくなり、
肋骨が広がりにくくなります。
すると、
深く吸いにくい
背中まで空気が入りにくい
お腹まわりが働きにくい
という状態になりやすくなります。
その結果、
足りない呼吸を補うために首や肩がさらに頑張るようになります。
反対に、姿勢を良くしようとして無理に胸を張りすぎる場合も、
腰が反りやすくなったり、肋骨が前に開きすぎたりして、
かえって呼吸しにくくなることがあります。
つまり、
姿勢が崩れる
呼吸が浅くなる
首や肩が頑張る
さらに姿勢が崩れる
という流れが起こりやすいのです。
だからこそ、首や肩の力みを減らしたいときには、
その部分を揉むだけではなく、
姿勢と呼吸の両方を見直すことが大切です。
胸まわりと背骨がかたくなると、首や肩が働きすぎやすくなります
首や肩に力が入りやすい方は、
胸まわりや背骨の動きが少なくなっていることがあります。
本来、呼吸や腕の動きには、
胸郭
胸椎
肩甲骨
などがしなやかに関わっています。
ところが、長時間のスマートフォンやパソコン作業、
前かがみ姿勢、運動不足などが続くと、
胸まわりは少しずつかたまりやすくなります。
すると、
胸が開きにくい
背中が動きにくい
肩甲骨が動きにくい
腕を動かすと肩だけで頑張る
という状態になりやすくなります。
このような状態では、
日常生活の中でも首や肩に負担が集まりやすくなります。
肩こりが続く方の中には、
肩そのものよりも、
胸まわりや背骨の動きにくさが背景にある方も少なくありません。
良い姿勢を意識しすぎると、逆に首や肩がつらくなることもあります
姿勢が気になる方ほど、
「背筋を伸ばさなきゃ」
「肩を下げなきゃ」
「胸を張らなきゃ」
と一生懸命になりやすいものです。
もちろん姿勢に意識を向けることは大切です。
ただ、力で形を作ろうとすると、
首や肩にさらに力が入りやすくなることがあります。
たとえば、
胸を無理に張る
肩を強く引き下げる
あごを無理に引く
腰を反って立つ
こうした姿勢は、一見きれいに見えても、
体の中ではかなり頑張っていることがあります。
そのため、
長く保てない
呼吸がしづらい
首がつらい
肩が余計にこる
ということが起きやすくなります。
本当に整った姿勢は、
頑張って止める姿勢ではなく、
呼吸がしやすく、自然に支えられる姿勢です。
お腹や背中がうまく働くと、首や肩は楽になりやすい
首や肩の力みを減らすためには、
「首や肩を使わないようにする」だけでは足りません。
大切なのは、
本来支えてほしい部分が働けるようになることです。
具体的には、
お腹まわり
背中まわり
肋骨まわり
骨盤まわり
などが呼吸とともに自然に働くことが大切です。
これらがうまく働きやすくなると、
体幹の支えが安定しやすくなり、
首や肩だけで頑張る必要が減っていきます。
すると、
肩が上がりにくくなる
首が前に出にくくなる
呼吸がしやすくなる
立つことや座ることが楽になる
といった変化につながりやすくなります。
つまり、首や肩を楽にするためには、
その周囲だけを見るのではなく、
体の土台から整える視点が大切なのです。
日常生活の中で首や肩に力が入りやすい人の特徴
首や肩に力が入りやすい方には、いくつか共通しやすい傾向があります。
デスクワークが多い
スマートフォンを見る時間が長い
緊張しやすい
呼吸が浅い自覚がある
疲れると猫背になりやすい
運動不足が続いている
肩こりが慢性化している
こうした方は、
胸まわりや背骨がかたまりやすく、
呼吸も浅くなりやすいため、
首や肩が補助的に働きすぎる状態になりやすいです。
そのため、首や肩だけを何とかしようとするのではなく、
日常の姿勢や呼吸のクセを見直すことが大切になります。
ピラティスが首や肩の力みを減らすのに役立ちやすい理由
ピラティスでは、
ただ筋肉を鍛えるのではなく、
呼吸に合わせて丁寧に体を動かすことを大切にします。
その中で、
胸郭の広がり
背骨のしなやかさ
骨盤とのつながり
お腹まわりの支え
首や肩の余計な力み
を整えながら、
無理のない姿勢や動き方を身につけていきます。
すると、
呼吸がしやすくなる
肩がすくみにくくなる
首の緊張が減りやすくなる
姿勢が自然に保ちやすくなる
疲れにくくなる
といった変化が期待しやすくなります。
首や肩に力が入りやすい方に必要なのは、
ただ我慢して良い姿勢を作ることではなく、
呼吸しやすく、無理なく支えられる体をつくることです。
まとめ
首や肩に力が入りやすい背景には、
呼吸が浅い
姿勢が崩れている
胸まわりや背骨がかたい
体幹の支えが弱くなっている
首や肩が代わりに頑張りすぎている
といった要素が関わっていることがあります。
そのため、首や肩のつらさを改善したいときには、
その場所だけを見るのではなく、
姿勢と呼吸の関係を一緒に見直すことが大切です。
横浜ピラティススタジオでは、
呼吸、姿勢、背骨の動き、胸郭のしなやかさを大切にしながら、
首や肩に負担が集まりにくい体づくりをサポートしています。
肩こりや首の緊張が気になる方、
姿勢を良くしようとしても逆に疲れてしまう方は、
一度、呼吸という視点からご自身の体を見直してみてください。


