「座っている時間が長いと、立ち上がったときに体が重い」
「仕事のあと、腰や股関節がかたまった感じがする」
「肩こりや首こりがなかなか抜けない」
「運動不足ではないはずなのに、体が動きにくい」
このように感じる方は少なくありません。
特に最近は、
デスクワーク
スマートフォン
車移動
自宅でのパソコン作業
ソファで過ごす時間
など、座っている時間がとても長くなりやすい生活です。
座ること自体が悪いわけではありません。
ですが、長時間座る生活が続くと、体は少しずつ同じ姿勢に慣れ、その姿勢に合った使い方が強くなっていきます。
その結果として、
体がかたい
動きにくい
立つとつらい
歩くと重い
肩や腰がこる
といった状態につながることがあります。
今回は、長時間座る生活で体がかたまりやすくなる理由を、わかりやすくお伝えします。
座っている姿勢は、意外と同じ部分に負担が集まりやすい
座っていると、
立っているより楽に感じる方も多いと思います。
たしかに座ると、脚で体を支える必要は少なくなります。
そのため、一時的には体が休まるように感じやすいです。
ただ実際には、長く座り続けることで、
骨盤
腰
背中
首
肩
股関節
などに、じわじわと負担が集まりやすくなります。
特に多いのが、
骨盤が後ろに倒れる
背中が丸くなる
頭が前に出る
肩が内側に入る
という座り方です。
この姿勢が長く続くと、
背骨や股関節は動く時間が減り、
一部の筋肉は縮こまり、
一部の筋肉はうまく働きにくくなります。
つまり、座っている間は動いていないように見えても、
体の中では偏った使い方が続いているのです。
股関節の前側がかたまりやすくなります
長時間座る生活で特に影響を受けやすいのが、
股関節の前側
です。
座っていると、股関節は曲がった状態が長く続きます。
すると、股関節の前側にある筋肉は短い状態に慣れやすくなります。
その状態が続くと、
立ったときに股関節が伸びにくい
歩幅が小さくなる
骨盤が動きにくい
立ち上がるときに腰で頑張りやすい
といったことが起こりやすくなります。
つまり、長く座ったあとに
立つと体が伸びにくい
一歩目が重い
腰が詰まる感じがする
というのは、気のせいではありません。
股関節の前側が長時間同じ長さで固定されることで、
動き出しが悪くなっていることがあるのです。
背骨が動かなくなると、全身が重く感じやすくなります
背骨は、
体を支えるための柱であると同時に、
しなやかに動くことで全身の動きをつなぐ大切な部分です。
しかし長時間座っていると、
背骨はあまり動かなくなります。
特に多いのが、
胸の背骨が丸くなる
腰が固まる
首が前に出る
という状態です。
このような状態が続くと、
胸が開きにくい
背中が動きにくい
首や肩が頑張りやすい
呼吸が浅くなる
といった変化が起こりやすくなります。
背骨が動きにくいまま生活すると、
立つ、歩く、振り向く、腕を上げる
といった日常の動作でも、
体の一部だけが頑張りすぎるようになります。
その結果、
なんとなく体が重い
疲れやすい
肩や腰がいつも張る
という感覚につながりやすくなります。
呼吸も浅くなりやすくなります
長時間座る生活では、
呼吸にも影響が出やすくなります。
猫背に近い姿勢で長く座っていると、
胸まわりがつぶれやすくなり、
肋骨が広がりにくくなります。
すると、
深く吸いにくい
背中まで呼吸が入りにくい
首や肩で呼吸しやすい
息が浅くなる
という状態になりやすくなります。
呼吸が浅くなると、
首や肩に力が入りやすくなり、
体は休まりにくくなります。
さらに、お腹まわりや背中まわりもうまく働きにくくなるため、
姿勢を支える力も偏りやすくなります。
そのため、長時間座っているだけなのに
妙に疲れる
集中すると肩がこる
座ったあと体がかたまる
ということが起こりやすくなります。
お尻やお腹が働きにくくなりやすい
座る時間が長くなると、
本来立つ、歩く、支える場面で働いてほしい筋肉が、
うまく使われにくくなることがあります。
代表的なのが、
お尻まわり
お腹まわり
背中の深い部分
です。
これらが働きにくくなると、
立ち上がるときや歩くときに、
腰で頑張る
太ももの前で支える
首や肩まで力が入る
といった代償が出やすくなります。
つまり、
座っている時間が長いことで
かたくなる部分
と
さぼりやすくなる部分
の両方が出てくるのです。
このアンバランスが、
動きにくさや疲れやすさの原因になることがあります。
立ったときに良い姿勢が取りにくくなることがあります
長時間座っている方の中には、
立ったときに良い姿勢を取ろうとしても、
うまくいかない方が多くいらっしゃいます。
その理由は、
座っている時間が長いことで、
体がその姿勢に慣れてしまっているからです。
たとえば、
骨盤が後ろに倒れやすい
胸が開きにくい
頭が前に出やすい
股関節が伸びにくい
という状態のまま立つと、
見た目だけ整えようとしても、
無理に胸を張る
腰を反る
肩を引く
といった形になりやすいです。
この姿勢は一見まっすぐでも、
実際には首や腰に負担が集まりやすく、
呼吸もしにくくなります。
本当に整った姿勢は、
頑張って作るものではなく、
背骨や股関節が動きやすく、
呼吸しやすい状態の上に成り立ちます。
そのため、長時間座る生活が続く方ほど、
まずは体のかたまりをほどくこと
が大切になります。
長時間座る生活で起こりやすいサイン
次のようなものがある方は、
座る時間の影響を受けているかもしれません。
立ち上がると腰や股関節が重い
一歩目が出にくい
首や肩がいつもこる
背中が丸まりやすい
呼吸が浅い感じがする
夕方になると姿勢が崩れやすい
歩くと体が重い
前屈や反る動きがしづらい
こうしたサインは、
単に筋力不足というよりも、
座る生活で体の動きが偏っているサイン
であることも多いです。
大切なのは、強く鍛える前に動きやすさを取り戻すことです
体がかたまっていると感じると、
筋トレしなきゃ
ストレッチしなきゃ
と思う方も多いです。
もちろん筋力も柔軟性も大切です。
ただ、長時間座る生活でかたまった体には、
いきなり強い負荷をかけるよりも先に、
動きやすさを取り戻すこと
が大切な場合があります。
具体的には、
呼吸を整える
背骨をやさしく動かす
股関節を動かしやすくする
お尻やお腹を自然に使いやすくする
首や肩の力みを減らす
といった土台づくりです。
この土台ができると、
立つことや歩くことが楽になりやすく、
その後の運動も無理なく進めやすくなります。
ピラティスが長時間座る生活による体のかたまりに役立ちやすい理由
ピラティスでは、
ただ筋肉を鍛えるのではなく、
呼吸に合わせて体を丁寧に動かし、
偏った使い方を整えていくことを大切にします。
その中で、
背骨のしなやかさ
胸郭の広がり
股関節の動き
骨盤とのつながり
お腹やお尻の働き
を少しずつ整えていくことで、
長時間座る生活で起こりやすい
体のかたまり
をやわらげやすくなります。
すると、
立ち上がりやすい
歩きやすい
呼吸しやすい
肩や腰が楽になりやすい
姿勢が保ちやすい
といった変化につながりやすくなります。
特に、
デスクワークが多い方
運動不足を感じている方
肩こりや腰の重さが続いている方
には、ピラティスのように整えながら動く方法が相性の良いことがあります。
まとめ
長時間座る生活で体がかたまりやすくなるのは、
股関節が曲がったままになりやすい
背骨が動かなくなりやすい
呼吸が浅くなりやすい
お尻やお腹が働きにくくなりやすい
一部の筋肉や関節に負担が偏りやすい
といった理由があるからです。
座ること自体が悪いわけではありません。
ただ、同じ姿勢が長く続くと、体はその姿勢に合った使い方に偏っていきます。
だからこそ大切なのは、
頑張って姿勢を正すことよりも、
呼吸しやすく、背骨や股関節が動きやすい体を取り戻すこと
です。
横浜ピラティススタジオでは、
呼吸、姿勢、背骨、股関節の動きを大切にしながら、
長時間座る生活でかたまりやすい体を無理のない形で整えていくサポートを行っています。
座っている時間が長く、
体の重さや動きにくさが気になっている方は、
ぜひ一度ご相談ください。


