こんにちは!横浜ピラティススタジオの宮原崇です。

骨盤には筋肉以外のものも沢山存在しています。

仙棘靭帯は尾骨から坐骨棘にかけて存在している靭帯で、坐骨尾骨筋と並行するような形の靭帯です。

また、仙棘靭帯の上には内陰部動静脈は存在していて産後時に骨盤底の回復にとっても大切な組織であります。

仙棘靭帯の上、仙結節靭帯の下からは「陰部神経」という神経は骨盤に関わる筋肉全体を支配しています。

この陰部神経は前側に「陰核背神経」、真ん中には「会陰神経」、後ろ側に「下直腸神経」の3枝に分かれています。

経腟分娩(けいちつぶんべん)の場合、陰部神経の損傷のリスクが伴い、産後に骨盤底筋の収縮の感覚が低下してしまう方も少なくないようです。

恥骨から膀胱にかけては「恥骨膀胱靭帯」という靭帯があり、その他に骨盤の前側には「恥骨尿道靭帯」、後ろ側には「仙骨子宮靭帯」、横側には「骨盤筋膜腱弓」「基靭帯」が臓器に周囲にあることで、骨盤内の臓器がきちんと収まっていられます。

骨盤の特徴を把握して健康づくりにお役に立てられたら幸いです。