―「膝だけを診ない」ことが、改善への近道―

膝痛は、年齢や運動歴に関わらず多くの方が経験する不調の一つです。
階段の昇り降り、歩行、立ち上がり動作など、日常のあらゆる場面で違和感や痛みを感じると、生活の質(QOL)は大きく低下します。

その膝痛に対して、ピラティスは非常に相性の良い運動アプローチであると言えます。本記事では、なぜピラティスが膝痛改善に有効なのかを、身体の仕組みから解説します。


膝痛の本当の原因は「膝」だけではない

膝関節は、

  • 股関節
  • 足関節(足首)

この2つに挟まれた中間関節です。

つまり膝は、自ら大きく動きを生み出す関節ではなく、
**上下の関節の影響を強く受ける“調整役”**のような存在です。

そのため、

  • 股関節がうまく動かない
  • 足首が硬い・不安定
  • 骨盤や体幹が不安定

といった状態があると、膝がその代償として過剰なストレスを受け、痛みにつながりやすくなります。


ピラティスが膝痛に有効な3つの理由

① 体幹と骨盤の安定性を高める

ピラティスでは、腹部・背部・骨盤周囲の深層筋(インナーマッスル)を重視します。
体幹が安定すると、下半身の動きがブレにくくなり、膝への不要な負担が減少します。

② 股関節・足関節の機能改善

ピラティスは、関節を「大きく動かす」よりも
正確に・コントロールして動かすことを目的とします。

これにより、

  • 股関節が本来の可動域で使える
  • 足首で適切に衝撃を吸収できる

といった状態が作られ、結果として膝が守られます。

③ 神経系へのアプローチ

膝痛は、筋力不足だけでなく
**「動かし方のエラー」**が原因で起こることが非常に多いです。

ピラティスでは、呼吸・意識・動作を連動させることで
脳と身体の情報伝達(神経‐筋コントロール)を高めます。

これにより、

  • 無意識のクセ
  • 偏った使い方

が修正され、再発しにくい身体へと変化していきます。


「鍛える」より「整える」が膝痛改善の鍵

膝が痛いからといって、
太ももの筋トレだけを行っても、根本解決にはなりません。

むしろ重要なのは、

  • 姿勢
  • アライメント(骨の並び)
  • 動作の質

これらを整えたうえで、必要な筋肉を適切に使えるようにすることです。

ピラティスはまさに、
**「整えながら鍛える」**ことを得意とするメソッドです。


まとめ

  • 膝痛の原因は膝だけにない
  • 体幹・股関節・足首の機能改善が重要
  • ピラティスは神経系まで含めた全身調整が可能

膝痛に悩んでいる方ほど、
「部分」ではなく「全体」を見直す視点が必要です。

ピラティスは、その第一歩として非常に有効な選択肢と言えるでしょう。


※横浜ピラティススタジオでは、膝痛・腰痛・姿勢改善に特化した
個別評価+ピラティス指導を行っています。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。