― ストレス・不安・自律神経を整える“科学的エクササイズ” ―
ピラティスというと
「姿勢が良くなる」「体幹が鍛えられる」「痛みが減る」といった“身体の効果”がよく知られています。
しかし近年、ピラティスはメンタル面にも大きな改善効果があることが、多くの科学的研究で明らかになってきました。
特に以下のような悩みを持つ方には非常に相性が良い運動です。
ストレスが抜けない
仕事や家庭で疲れやすい
不安が強い
寝つきが悪い
気分の浮き沈みがある
自律神経の乱れを感じる
本記事では、ピラティスがなぜメンタルヘルスに良いのか、エビデンスを交えて解説します。
1. ピラティスがメンタルに良い理由
― 身体と心は“同じ神経システム”でつながっている ―
最新の神経科学では、身体の状態がそのまま心の状態に影響することが証明されています。
ピラティスは
呼吸
姿勢
感覚
集中
ゆっくりとした動作を同時に扱うため、自律神経を整える力が非常に高い運動です。
2. ピラティス × メンタル改善のエビデンス(研究)
ここからは、実際の研究で明らかになっている効果を紹介します。
① ストレス・不安の軽減
Caldwell et al., 2010(J Bodyw Mov Ther)→ ピラティスを10週間行った学生は
不安レベルの低下
ストレス反応の減少が確認された。
② 自律神経が整い、リラックスしやすくなる
Ferreira et al., 2018→ ピラティスは副交感神経(リラックス)を優位にする効果があり、心拍変動(HRV)が向上。
→ HRVの向上=ストレス耐性が高まり、心が安定しやすくなる。
③ 気分の改善・抑うつ症状の軽減
Rahimimoghadam et al., 2020(Complement Ther Clin Pract)→ 8週間のピラティスが抑うつ症状を有意に減少させた。
身体を整える運動が、心の不調にも効果をもたらす代表的な例。
④ 睡眠の質が向上
da Luz et al., 2019(Sleep Sci)→ ピラティスは睡眠の質、睡眠時間、疲労回復能力を改善すると報告。
睡眠が整うと、メンタルが大きく安定しやすくなる。
⑤ ボディイメージ(自己身体感覚)が改善
Curi et al., 2018→ ピラティスは自分の身体への“肯定的な感覚”を高めることが明らかに。
これは、自尊感情やポジティブな気分につながる。
3. ピラティスがメンタルを整える仕組み
― ただの運動ではなく“神経システムの調律”をするエクササイズ ―
① 呼吸 × 動作の協調が自律神経を整える
ピラティスは胸郭を広げる呼吸を使うため、副交感神経が働きやすくなります。
呼吸が整うと
不安が減る
気持ちが落ち着く
集中力が上がる
という変化が生まれます。
② ゆっくり動くことで脳の処理が落ち着く
ゆっくり丁寧に動くピラティスには、瞑想と似た神経活動が起こることが研究で示されています。
→ 雑念が減り、今の動きに集中できる→ 思考がクリアになる
③ 背骨・姿勢が整うとメンタルも安定する
姿勢はメンタルの鏡と呼ばれます。
猫背や巻き肩は呼吸を浅くし、自律神経を乱し、不安を増やすことが分かっています。
ピラティスは背骨を伸ばし、胸を開くため、“姿勢が変わる → 呼吸が変わる → 心が変わる”という連鎖を生みます。
④ 感覚入力(体を感じる力)が心を安定させる
ピラティスでは
足裏の感覚
呼吸の感覚
背骨の動き
筋肉の働きなど、身体感覚が高まります。
これは「今この瞬間に意識を向ける」ことに繋がり、マインドフルネスと同じ効果を持ちます。
4. ピラティスで得られるメンタルの変化
心が落ち着きやすくなる
不安が減る
ストレスに強くなる
睡眠が深くなる
集中力が高まる
イライラしにくくなる
自分の身体への肯定感が上がる
気持ちに余裕が生まれる
“身体を整えることで心が整う”これは最新の脳科学で裏付けられた事実です。
まとめ
ピラティスは単なる体幹トレーニングではなく、身体 × 呼吸 × 神経 × 心 を整える総合的エクササイズです。
メンタルが不安定になりやすい現代において、ピラティスは科学的に最も推奨されるセルフケアのひとつと言えます。
ストレスを減らしたい
不安を落ち着かせたい
自律神経を整えたい
心と体を同時に整えたい
そんな方に、ピラティスは大きな力になります。
体験レッスン
メンタルの安定・自律神経の改善を目的としたピラティスセッションも行っています。


