こんにちは!横浜ピラティススタジオの宮原崇です。

骨盤の中はとても複雑な構造となっています。

骨盤の前方には恥骨、後方には仙骨が存在しています。

吊り橋のように支えてくれている前方には恥骨膀胱靭帯があり、後方には仙骨子宮靭帯、側方には骨板筋膜腱弓があります。

これ以外に膣と筋膜があります。

これらの構造は吊り橋と一緒で、どれが一つでも弱化あるいは損傷してしまうと、成り立たなくなり「臓器の下垂」や「骨盤の内側の障害」に繋がってきます。

また、骨盤内の筋肉と靭帯の関係性を面白い例えが存在しますので、紹介いたします。

これは「水のないドックにおけるボート理論」と呼ばれています。

海の中に船が浮くためには地上からロープで引っ張っておく必要があります。

このロープは「靭帯や筋膜」と同じ役割を担っております。

船自体が「骨盤内臓器」であり、海水が「骨盤底筋」と例えることができます。

船=骨盤内臓器を浮かせている、水=骨盤底筋が少なくる、弱くなる、なくなると浮力の役割がなくなりますので、ロープ役である靭帯や筋膜に対して負担が強くなってしまいます。

逆に経膣分娩では、靭帯は4倍に伸ばされて、骨盤内蔵器は下方に下がっていくことで、支えの役割である骨盤底筋に対する負荷が強くなってしまいます。

骨盤底筋が強ければ支えられるのですが、弱化した状態ですと内蔵器が更に下垂してしまうリスクも高まりますので、きちんとしたやり方でトレーニングがお勧めです。

この記事が健康づくりのお役立て出来れば幸いです。