こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

週に数回早朝ポスティングを行っております。

「孔子の論語」と「中村天風の積極心」を聴きながらのポスティングは「自己修養」そのものであります。

その度に、ホームページ上にイタズラメールやスパムメールが来てしまうので困ったものです(汗)。

さて、人は心の歪みと身体の歪みというものが存在します。歪みを正すためには相当な根気と知識が必要であります。

両方とも「脳神経」や「骨格筋」の理解が必要不可欠であります。

体の歪みであれば、体型やボディラインの崩れに繋がります。

この体の歪みの中で代表的となるのが「上部交差症候群」となります。

この上部交差症候群は、臨床において頻繁に遭遇する不良アライメントのパターンとなっています。

「頭部前方スライド」「上部胸椎の屈曲」「上部肋骨の下方回旋」「肩甲骨前傾・外転」のこれらの4つの歪みが併発しており、胸郭のアライメントを大幅に崩す不良アライメントとなっています。

これらの改善のためには運動連鎖を考えて、この4つの歪みを同時に直すアプローチが重要且つ必要となってきます。

この上部交差症候群の筋肉のバランスが長く弱くなってきた頸椎の前方の屈筋群と胸椎の筋群、そして短縮化した胸部の屈筋群と上部頸椎の筋群の組みわせによって成り立っています。

具体的には

◇伸長・弱化した上部頚椎屈筋群と胸椎伸筋郡:頸長筋、頭長筋、頭直筋、頸胸椎起立筋、肩甲骨内転筋群、肋骨挙筋など

◇短縮・硬化した上部頚椎屈筋群と胸椎伸筋郡:後頭下筋群、胸鎖乳突筋、斜角筋、大胸筋、小胸筋、前鋸筋、広背筋など

となります。

改善のためには長く弱くなった形、頸椎、前方の小さな筋肉、背中側の胸椎を伸展させる小さな筋肉を鍛えていくことが重要となります。

その他のボディーラインを崩す胸郭、頸部、肩甲骨の歪みに関しては頸椎における頸椎6番の前方スライドと頸椎2番の後方スライドの歪みによって、上部頸椎でバランスを取り合うことでこの歪みを発生しやすい特徴があります。

特に頸椎2番の後方スライドは顎下のたるみを誘発し、痩せているのに2重アゴやたるみの原因にもなります。

頸椎6番の前方スライドと頸椎2番の後方スライドによる歪みが修正されて、頸椎が正しいラインになると顎下と頸椎2番結んだラインの中間ポイント、鎖骨と頸椎を結んだ中間ポイントの2つのポイントが床に対して垂直になっているのが正しいアライメントとなります。

前回の記事でご紹介させていただいた5つのニュートラルポジションの作り方を覚えてますでしょうか?

「胸を張る」「首の後ろ伸ばし」「肩を外に開く」「目線は垂直」「顎の下は90度」でしたよね。

このように大まかな理想的姿勢を作り、頸椎のニュートラルの指標となる顎下と頸椎2番の真ん中の点と鎖骨と頸椎7番の真ん中の点が垂直になったかを確認しておきます。

見た目的にはこれで大まかなニュートラルになっているのですが、ここから実際に頸椎6番や2番が正しい位置にあるのかを触りながらチェックをしていきます。

胸椎の3番あたりからの棘突起を触り、少しずつ上に上がっていきます。頸椎の6番が前方にスライドしている場合、この触っていく過程で、少しの列が凹んでいるように感じるはずです。

さらに上に上がり、頸椎2番の触診をしていきます。この時に頸椎2番が後方スライドしている場合は、極突起が後ろに突出しているように感じると思います。これが確認できたらそれぞれの骨を正しい位置に修正していく運動がお勧めです。

頸椎6番が前方にスライドしている場合は、もう少し胸を張りながら、この頸椎をさらに上に引き上げるように伸ばす意識を持ってもらってください。

頸椎6番が後方にスライドを意識して、正しいアライメントに修正をしていきます。

頸椎2番が後方にスライドして棘が突出してるように感じる場合は、頸椎の2番を触りながら顎を上げる感じで出していただきます。

そうすることで2番の棘突起が消えてなくなる位置がわかると思います。

このようにはアライメントが正しくなった際に、頚椎の配列がスムーズなラインを描き、途中で凸凹になってることがない。これが理想的なラインとなっています。

まず大まかなアライメントを取り戻し、その後に必要に応じて更に細かなアライメントをチェックしていきます。

そして修正していくことが頸椎のアライメントの評価と修正にとても大事なポイントとなります。

その他のボディーラインを崩す胸郭・頸部・肩甲骨の歪みは、肩甲骨の前、下方関節アライメントがあります。

胸郭や頸椎の歪みの影響受け、肩甲骨が正しい位置でキープできなくなると、肩甲骨の関節が下方前方を向く型的な不良アライメントができてしまいます。

IAGと言われる不良姿勢のポジショニング名称が存在します。

これは肩甲骨の前傾や下方回旋、下制、内側縁の浮き上がり、回旋を伴う挙上、そして過剰な外転などのポジショニングの組み合わせにより、このIAGのポジションができやすくなります。

IAGのポジションができると、健康上腕関節における骨性の指示機能が低下し、健康上腕関節の安定性がかなり低下していきます。

その結果、二の腕や脇下のたるみができ、女性にとって気になる二の腕のたるみが発生していきます。

それでは肩甲骨の細かなライメント評価に関して見ていきたいと思います。

肩甲骨は静止アライメントにおいても肩甲骨が活性しているケースが多く、本来であれば肩甲骨の上角を結ぶラインが胸椎の1番と2番の間を通りますが、歪んでいるケースでは胸椎の2番と3番の間を通っていることが多くあります。

こうした肩甲骨不良アライメントは、動作における肩、腕関節の運動、連鎖を破綻させ、上腕骨頭の前方スライドの原因となります。

このような姿勢になることで、二の腕のたるみなどに繋がりますので、気をつけたいところであります!

現在の体験会のチラシはこちらとなります。

ご興味があればぜひ、お越しください。

ただし、予約枠に限りがございますので「最低3ヶ月以上継続」「本気でお体にお悩みを抱えていて入会前提の体験申し込み」される方のみ、お申し込みをお願いいたします。「とりあえず体験」という方はご遠慮頂けたら幸いです。