こんにちは。横浜ピラティススタジオの宮原です。ピラティスでお腹の引き締めや体感を鍛える上で考慮すべき点があります。

意外と思われる方も多いかもしれませんが、私たちの体は、筋肉や骨だけではなく、様々な臓器が胸やお腹や骨盤に存在しています。この臓器が実は筋肉の動きや関節動きにとても密接に関わりがあります。

もう少し大きく体に対して視点を向けると私たちの体には筋膜というものが存在しています。近年よく耳にする言葉だと思います。

街でも筋膜リリースと書いてある整体マッサージ店は多く見かけます。しかしこの筋膜をきちんと理解しているところは少ないように思います。なぜなら筋膜はとても繊細であり、その筋膜に対して強い刺激を与えると組織与える損傷は大きいのが現実であります。

だいぶ時間経ちましたが、私も過去に筋膜を題材にした解剖実習をアメリカで行ったことがあります。

筋膜には主に4つの分類があります。それは表層筋膜、軸筋膜、髄膜筋膜、内臓筋膜です。筋膜は、結合組織の層として、各層は独立したり、各で機能しているわけではなく、神経系と相互に作用して統合させる役割があります。横浜ピラティススタジオでは運動に加えて、医療従事者の先生の介入が必要だと感じた方には、筋膜をきちんと理解している先生と提携をして紹介させていただいております。

それはお客様の大切な体でありますので、その辺の適当に揉んでれば良いとか、筋肉が硬い柔らかいと言う安易な判断しかできない整体屋さんには任せられない思いがあります。それな業界でも筋肉が硬いか柔らかいかによってストレッチするべき、筋肉トレーニングするべき筋肉という考え方が20年前に存在していましたが、近年ではこのような考え方でお客様にトレーニングを指導する事はあまりないと言えます。

少し話が脱線してしまいましたので問題に戻ります。身体を見ていく上で筋膜以外に神経反射と言うものも存在します。体の臓器や内臓の状態が筋肉、もしくは筋膜に反射作用によって動きの制限や何かしらの影響が与えられていると言う考え方があります。

例えば、内臓体制反射と言うものですと、体を3つの群に分けることができます。聞いたことある方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、専門用語では、背骨のことを「脊椎」と呼びます。

この脊椎を区分けするために番号が付いております。胸のあたりの背骨を胸椎と呼ぶのですが、この胸椎の1から5番目は心臓と肺、胸椎の5番から10番は食道、胃、小腸、肝臓、胆嚢、脾臓、膵臓、副腎皮質、胸椎の10番から腰椎の2番までは大腸、腎臓、尿管、副腎髄質、精巣、卵巣、膀胱、前立腺、子宮と関係性を持っています。

背骨の動きが制限されていたり、動かしづらいといったケースの場合、筋肉や関節以外にもこういった臓器に着目する考え方もあります。ご参考になれば幸いです。

心身の健康を作るために全身を考慮した運動がオススメです。本格的に運動を始めたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ体験のお申し込みをお待ちしております

小さなスタジオの為、枠に限りがございますので、同業者や最初から入会する気がない方は体験のお申し込みはご遠慮いただけたら幸いです。