こんにちは。横浜ピラティススタジオの宮原です。
現在は第3次ピラティスブームと呼ばれており、他業種が参入してNHKでもピラティスが取り上げられるほどです。これは以前のボディーメイクブームによって多くの筋トレ系パーソナルトレーニングジムが増加したのと似ているような気がいたします。
もちろん、時代の流行に乗ってマシンピラティスを使っているご自身の姿をインスタなどのSNSにアップして承認欲求を得てドーパミンを放出させるのも1つの幸福感であるかもしれませんが、私たちはピラティスによって一人ひとりのお体の特徴に寄り添った運動プログラムを提供したいという想いがあります。
さて、前置きは長くなりましたが、今回はピラティスにおける腰痛の考え方をお伝えいたします。
答えから先にお伝えいたしますと、腰痛になっている多くの方は脊椎が圧迫されています。
つまり腰の過剰な反りが原因となって腰痛が起きています。
椎間板は、垂直方向に対する圧迫は強いですが、剪断力にはとても弱いという特徴があります。
脊椎に対するストレスは骨、神経、靱帯、筋肉、椎間板などが考えられます。痛みが感じる上で、体には機械受容器という機能が備わっております。タイプ1から4まで存在しており、数字が上がれば上がるほど痛みの感じ方が強くなってきます。
そのため、ピラティスで腰痛の方に対する運動プログラムに関しては、この機械受容器の中も低閾値であるゆっくりとした運動からスタートすることが多いです。
とても多い事例としてフットネスクラブで中、高齢者の男性の方が腰痛予防という目的で足を引っ掛けて、体を起こす。シットアップと言うタイプの腹筋運動を行いますが、実は脊椎に対する圧迫ストレスは350kg以上負荷がかかっているということが研究でわかっております。
この行動の根源には、腹筋を鍛える、体幹を鍛えることによって腰痛予防改善につながると信じ込んでいるのだと思います。
しかし、腰痛に対する改善方法はもっと弱い負荷からスタートすることがとても大切であります。
ご興味がございましたら、ぜひマシンピラティスを使ったエクササイズを体験にお越しください。
小さなスタジオの為、枠に限りがございますので、同業者や最初から入会する気がない方は体験のお申し込みはご遠慮いただけたら幸いです。