横浜ピラティススタジオの宮原です。

意外に思われかもしれませんが、当スタジオが考えているピラティスは「ピラティスの上手か下手か」はあまり重要視していません。

大切なのはそこではなく、ピラティスを行うことで最終的には「健康な身体を手に入れる」あるいは「いつまでも自分自身の足で歩く事が出来る」ことを目指しています。

そもそも「歩く」ことに関して、多くの人が勘違いしている事があります。

それは「足腰の筋力を向上させれば歩き方が上手になる」ということです。

確かに足腰を鍛えることは大切ではありますが「歩く」という成り立ちを見た時には筋力はほんの一部にしか過ぎません。

歩行という運動には「企画」「実行」「調整」という3段階の要素が必ず備わっています。

「企画」は大脳皮質と大脳辺縁系の領域であり「信号で歩き始める、止まる」「前からやってくる自転車をあらかじめ避ける」などを歩いている時に行います。

「実行」は脳幹、脊髄の領域であります。こちらは歩いている最中に身体がバランスよく立って歩けるようにしたり、歩行がある程度長く歩けるようにしてくれている機能であります。特に脊髄には歩きが自動的に行えうような機能が存在しています。理由としては、もし脳神経が歩きだけに全集中支配されてしまったら「人を避けることもできない」「歩きながら人と会話できない」「危険物を察知する事ができない」というリスクを負ってしまうからでもあります。

「調整」に関しては大脳基底核と小脳の領域であります。こちらは歩行を企画しようしているとき、実行している時のその歩行動作や周囲の環境を察知して、歩きの微調整をしてくれています。言ってみたら「監査役」みたいな役割です。

このようなことを考慮しても、歩く為には筋力よりも「脳」に刺激を与える事が優先順位が大切であります。

当スタジオが考慮しているピラティスエクササイズにはこのような観点を持って指導しております。

もちろん、このような小難しい理論はレッスン中にはお伝えすることはありませんので、ご安心ください。

むしろレッスン中は皆さん「きつい〜」「腹筋めちゃくちゃ効く〜」とか言いながら和気あいあいとピラティスを楽しんでおります。

その楽しさの中にこのような理論背景が含まれており、結果的に心身ともに健康になっていきます。

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