こんにちは!横浜ピラティススタジオの宮原崇です。

骨盤底筋群の収縮を促すための3つ目のポイントは「アライメントを整える」ということになります。

骨盤が中間位のポジションを維持することで、骨盤底筋群の収縮を促しやすくなります。

上前腸骨棘と恥骨結合が垂直に対して、同一面上にあることが大切であります。

その理由として、上記のアライメントによって尿生殖裂肛と骨盤底筋群がほぼ水平に位置して、骨盤底にかかる圧が分散されて、どこか一箇所に圧が極端にかかるということがありません。

一方で、骨盤が前傾位になると骨盤底のハンモック構造が前方部への圧と負荷が増大してしまい、恥骨上方へ膀胱が乗り上がるような形になります。そうすることで、恥骨に対して膀胱が押しつけられてしまい負担がかかりやすくなってしまいます。

また、骨盤後傾位の場合は、骨盤底のハンモック構造が後方に対する圧と負荷が大きくなってしまいます。そうすることで、骨盤を構成している筋群が短縮をしてしまい、上手く働かなくなってしまいます。

全身に言えることでありますが、ピラティスや他の運動の前にある程度整えておくことは、運動効果を上げるためにも大切なことであります。