こんにちは!横浜ピラティススタジオの宮原崇です。

眼球は、活動する上で非常に大切な組織ですので、運動行う際も、例外ではありません。眼球には網膜というものが存在しております。網膜は、眼球壁の内側に存在しており光を認知するために非常に重要な役割を担っております。

網膜の中には視細胞がありますが、視細胞には視力や色覚を認識する錐体細胞、明るさを認識する桿体細胞があります。

視力のような高度な機能を発揮する為には、視細胞の中の経路に網膜血管がない構造が理想的である為、人間の最も視力が弱い網膜部位では双極細胞や神経節細胞など、側方へ押し合い、光が直接視細胞に入るように凹んだ構造になっているのが特徴的であります。

この凹んだ部位を「中心窩(黄斑)」と呼びます。

視細胞のうちでも小型の錐体細胞が密集しており、錐体細胞と神経繊維を一対一で対応している為、良い視力を得られることが可能です。

一方で、桿体細胞は複数個が一本の神経繊維と結合している為、視力が良くないのですが、暗いところで光を集めるには効果的であります。

錐体細胞は角膜と反対側の後極部位に多く存在しており、網膜の周辺部位にはほとんど存在していないという特徴があります。

一方で、桿体細胞は中心窩にはほとんど存在していなくて、中間部に最も多く存在しています。

私たちは通常、見たいものをはっきりと見たい時には正確な眼球運動と「固定視」が必要となります。

網膜では光刺激は電気信号に変換されて視神経を通して脳へと伝達されていきます。

中心視野は視覚情報の詳細な分析に適しており、読書や細かい手作業に必要な機能となります。

周辺視野は環境全体の把握や動作の検出に必要となりますが、デジタルデバイスを閲覧するのが当たり前になっている現代人は、周辺視野の機能が低下しがちであります。

その為、周辺視野を鍛えるトレーニングを意識的に行うことがお勧めです。

健康づくりの参考になれば幸いです。